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中古戸建てのフルリノベーションの費用はいくら?既存を活かしてコストを抑えるコツ

中古戸建てをフルリノベーションするとき、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?決して安くない費用…おおよその費用がわからなければ、なかなか動き出せませんよね。今回は、フルリノベーション費用の大まかな目安や、メリットとデメリット、実際のリノベーション事例をご紹介します。迷っている方はこちらを読んで、じっくりと比較検討するのがオススメです。

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(作成日2021.12.7 更新日2023.10.19)

中古戸建てのフルリノベーション費用の目安

中古戸建てのフルリノベーション(全面的なリノベーション)にかかる費用は、建物の状況や工事内容により大きく異なってきます。各リノベーション会社の事例に記載されている費用を参考にすると良いでしょう。構造補強や外壁やりかえなどをすると、かなりのコストがかかることもありますが、既存を活かすことでリノベーション費用を抑えられるケースも。

リノベーション会社に見積もりを取った上で、コストバランスを考えながらリノベーションの範囲を決めましょう。

中古戸建てのフルリノベーションで費用がかさむ3つのケース

1.老朽化や劣化が進んでいる

フルリノベーションは、建物の構造部分を残し、それ以外をできるだけ解体してスケルトン状態にするのが一般的です。建物部分に老朽化や傷みがある場合、補修工事が必要になるため、その分の費用が加算されます。

2.耐久性や耐震性の補強が必要

建物の基礎や構造部分の耐震性能が不足している場合、抜本的な耐震補強工事が必要になります。特に昭和56年(1981年)以前に建築された戸建ては、現在の耐震基準を満たしていない旧耐震基準で設計されている可能性が高いです。建物の状況によっては取り壊して建て替えたほうが安く済むケースもあるので見極めが大切になります。

3.外観や外構を一新する

外観を一新する工事(増築、外壁や屋根のやり変え、開口部の移動や追加)をともなうフルリノベーションは、費用が大きくなります。また、外構(庭や門、塀などの外まわり)の一新も、費用がかかる要因です。

実例から学ぶ中古戸建てのフルリノベーションの費用相場

中古戸建てのフルリノベーションにかかる費用の相場を把握する上で参考になるのが、実際に戸建てをフルリノベーションした方の事例です。

中古戸建てのフルリノベーション実例1

マンションから戸建てへの住み替えはアリ?後悔しないためのポイントを徹底解説!
リフォーム・リノベーションデザイン事例#20675
  • フルリノベーション面積:90㎡
  • 費用:2,800万円
  • 築年数:11年

郊外にある閑静な住宅街に、戸建てを購入したSさん。和室があり窮屈だった1階は、ワンフロアのLDKに。LDKとテラス、デッキの先に広がる庭がひと続きのような伸びやかな空間にリノベーションしました。テラス側は壁の一部を撤去し、窓を大きく開口して、内と外をシームレスにつなげたこともポイントです。

中古戸建てのフルリノベーション実例2

中古戸建てのフルリノベーションの費用はいくら?既存を活かしてコストを抑えるコツ
リフォーム・リノベーションデザイン事例#00404
  • フルリノベーション面積:140㎡
  • 費用:4,500万円
  • 築年数:9年

「天窓の直射日光をやわらげたい」「LDKをもっと過ごしやすくしたい」といったご希望を叶えるためにフルリノベーション 。ご家族みんなでくつろげるよう、LDKを大胆に拡大しています。一角にはドッグスペースを設け、愛犬も一緒に過ごせるように。トップライトには半透明の樹脂板を設置し、やわらかな光が届くようにしました。まだ築9年と新しかったため、設備の一部は既存を活かしてコストバランスを図っています。

中古戸建てのフルリノベーションにかかる費用を抑えるコツ

中古戸建てのフルリノベーションにかかる費用を少しでも抑えたいと考えるのであれば、費用を抑えるコツを把握しておくことが大切です。

中古戸建てのフルリノベーションにかかる費用を抑えるコツとしては、

  • 既存の間取りや設備を活かす
  • 補助金や助成金を活用する
  • 設備や建材のグレードにこだわりすぎない

の、3つがあげられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

1.既存の間取りや設備を活かす

中古戸建てのフルリノベーションでは、変更するところが増えれば増えるほどコストがかさんでいくため、「既存の間取りや設備を積極的に活かす」という考え方が重要になります。

実際、先ほど紹介した事例でも、こだわりは叶えつつも既存の建具を塗装して再利用するなどして費用を抑えています。

既存の間取りや設備を活かして費用を抑えられるかどうかは、プランニング次第。既存の間取りや設備を活かしながら上手くプランニングできるリノベーション会社にサポートしてもらうことが重要です。

2.補助金や助成金を活用する

中古戸建てのフルリノベーションにかかる費用を抑えたいのであれば、申請できる補助金や助成金の有無も忘れずにチェックしておくとよいでしょう。

国や自治体は、住宅のリノベーションに対してさまざまな補助金や助成金の制度を用意しています。内容は時期や自治体によって異なりますが、

  • バリアフリーに関するリノベーション
  • 耐震に関するリノベーション
  • 省エネに関するリノベーション

などに関連するリノベーションであれば対象となる可能性が高いので、フルリノベーションにともなってバリアフリーや耐震補強、省エネに関するリノベーションを行う予定なのであれば、申請できる可能性があります。

3.すべてのグレードにこだわりすぎない

リノベーションに使用する設備や建材にはさまざまなグレードがあります。ただ、設備や建材のグレードにこだわりだすとキリがありません。グレードが上がれば上がるほど機能が増え、質感もよくなっていきますが、その分コストもかさんでいきます。

費用を抑えたいのであれば、「キッチンのグレードにはこだわるけど、寝室のクロスやフローリングはグレードは少し落とす」など、メリハリをつけて設備や建材のグレードを選ぶというやり方もおすすめです。

中古戸建てをフルリノベーションするメリット

戸建てのフルリノベーションはいくら?既存を活かして費用を抑えるコツ

住居費用を抑えることができる

中古の戸建てのフルリノベーションは、土地を購入して新築するよりも、建築費用を抑えやすいです。築年数の経過した戸建ては、ほぼ土地代だけで購入できるケースも。特にRC(鉄筋コンクリート)造や、S(鉄骨)造の建物は耐久性・耐震性が高いため、フルリノベーションによるメリットが大きいといえます。

思い入れのある住まいを活かせる

フルリノベーションなら、住み慣れた実家やご親族から受け継いだ戸建てといった、思い入れのある建物を取り壊さずに活かすことが可能です。

サステナブルな社会づくりに貢献できる

かつては「新品こそが一番」という使い捨ての時代もありましたが、近年は「古いものを長く大切に使う」価値観の時代にシフトしつつあります。住まいに関しても例外ではなく、リノベーションを選択することで持続可能な社会づくりに寄与できるでしょう。

間取りを一新できる

フルリノベーションなら、間取りを大きく変更してライフスタイルに合った暮らしやすい住まいに一新することができます。特に戸建ては床下のスペースに余裕があることから、水回りの移動もしやすく、理想の間取りを叶えやすいです。

開口部の移動や拡大も可能

中古戸建てのフルリノベーションは、構造上計算のうえで強度に問題がなければ、開口部(窓や出入り口)の移動や拡大が可能です。増築により生活スペースを増やしたり、広すぎる住まいを減築したりすることもできます。

〈まとめ〉中古戸建てのフルリノベーションにかかる正確な費用はリノベーション会社に問い合わせよう

中古戸建てのフルリノベーションにかかる費用は、広さや外観もやるかどうか、設備のグレードなど、内容によって異なります。

費用を抑えるポイントとしては

  • 築年数によっては住宅の購入費用が大幅に抑えられる
  • 既存の間取りや設備をできるだけ活かす

また、費用がかかるケースも知っておくとよいでしょう。

  • 建物の補修工事や耐震補強が必要
  • 内装だけでなく外観や外構も一新したい

正確な費用を把握したい場合は、ぜひ〈CRAFT〉にお問い合わせください。

中古戸建てのフルリノベーションの費用はいくら?既存を活かしてコストを抑えるコツ

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