マンションのフルリノベーションの魅力とは？費用相場・事例・できること・できないこと

フルリノベーションとは？

フルリノベーションは、住まい全体のリノベーションを指す言葉です。

リノベーションを大きく分けると、

• 部分リノベーション
• 表層リノベーション
• フルリノベーション

の、3つに分けられます。

部分や表層リノベーションが住宅内の一部の設備や、壁や床など表層的な部分に対してのみ行われるのに対し、フルリノベーションでは住宅全体を改修していきます。既存の住宅をリセットし、新しい空間に作り変える大掛かりなリノベーションとイメージしてもらえるといいかと思います。

リノベーションする際は、ご自身が「どこまでリノベーションをしたいのか」を明確にしておきましょう。それによって、依頼するリノベーション会社も変わってくるからです。

フルリノベーションのメリット・デメリット

マンションのフルリノベーションを検討する上で把握しておきたいのが、フルリノベーションのメリット・デメリットについてです。

デメリットよりもメリットの方が魅力的に感じられるのであればフルリノベーションを前向きに検討するべきですし、メリットよりもデメリットの方が大きいと感じられるのであれば、フルリノベーションは一旦保留にするべきです。

マンションを購入してフルリノベーションするメリットとデメリットについて解説していきます。

マンションを購入してフルリノベーションするメリット

マンションを購入してフルリノベーションする主なメリットは、

• 理想の住宅を実現できる
• 新築のマンションを購入するよりもコストを抑えやすい
• 物件の選択肢が広がる

があげられます。マンションのリノベーションでは一部できないこともあるものの、できることも非常に多いので、気に入らない間取りやデザインのマンションを大きく作り変え、理想の住宅を実現することができます。

また、中古マンションは新築のマンションに比べて手頃な物件が多く、「リノベーションの費用を含めても新築のマンションを購入するよりコストを抑えられた」というケースも珍しくありません。新築にプレミムを感じられないようであれば、中古マンションリノベーションも賢い選択肢だと言えますね。

さらに、新築マンションはなかなか希望のエリアに売りに出ないことが多くあります。中古マンションは新築のマンションに比べて物件数が多いため、購入する物件の選択肢が広がるというメリットもあります。

マンションを購入してフルリノベーションするデメリット

マンションを購入してフルリノベーションする際ついメリットばかりに目がいってしまいがちですが、デメリットもしっかりと把握しておかなくてはいけません。

マンションを購入してフルリノベーションする際の主なデメリットとしてあげられるのは、以下の3点です。

• 想定していたよりもリノベーションにかかる費用が膨らむことがある
• 希望の改修を行えないことがある
• 引っ越すまでに時間がかかる

中古マンションの中には、こちらの想定以上に劣化が進んでいる物件もあります。そういった物件を購入してしまうと当初の想定よりも補修にお金がかかってしまうため、リノベーション費用が膨らみ、「コストを抑えやすい」というメリットが薄れてしまいます。できれば購入前にリノベーション会社に相談し、「いくらくらいのフルリノベーション費用がかかるか」を知っておきましょう。あまりにも費用がかかりそうであれば、購入をやめることも大切です。

また、マンションの規約や構造によって想定していた改修を行うことができないというケースも少なくありません。その場合は理想の住まいをつくることができなくあってしまいます。

さらに3〜6ヶ月のフルリノベーション工事があるため、住み始められるようになるまでに時間がかかる点もデメリットの一つで、今住んでいる住宅からの退去日は慎重に決める必要があります。

マンションをフルリノベーションするときにかかる費用の目安

先述したとおり、フルリノベーションは住宅全体を改修するため、費用もそれなりの金額になります。あくまで目安ではありますが、70㎡のマンションをフルリノベーションする際にかかる費用の目安は「1,750～2,100万円」ほどです。

ただ、マンションのフルリノベーションにかかる費用は、

• リノベーション面積
• 住宅の劣化度合い
• 工事の内容（間取り変更の範囲）
• 建材や設備のグレード

などの条件によって大きく変化します。

より正確な費用を把握するには見積もりの作成が必須になるので、フルリノベーションを依頼したいと考えている会社に作成を依頼してみてください。

フルリノベーションでできること・できないこと

「フルリノベーション」と言っても、何でも好きにできるわけではありません。できることもあればできないこともあります。戸建てならまだしも、専有部分と共有部分に分かれているマンションでのフルリノベーションであればなおさらです。

マンションのフルリノベーションでできることとできないことについて解説していきます。

マンションのフルリノベーションでできること・できないこと

マンションのフルリノベーションでは、専有部分に限り改修することができます。

• 外壁
• 窓
• ベランダやバルコニー

など、共有部分にあたるスペースをリノベーションすることはできません。また、柱や梁、スラブなど躯体にあたる部分に手を加えることもできません。

そのため、マンションの構造によっては間取りの変更に制限がかかってしまうことがありますし、そのマンションの規約によって制限がかかることもあります。

このようにマンションのフルリノベーションにはできないことも多いので、構造による制限や規約による制限をうまくカバーしながらプランニングしてくれるリノベーション会社への依頼がとても重要になります。

中古マンションを購入してフルリノベーションした3つの事例

マンションのフルリノベーションを検討しているのであれば、実際にマンションを購入してフルリノベーションしたお宅の事例を参考にするべきです。

〈CRAFT ONE〉でリノベーションしたマンションのフルリノベーションの事例を3つ紹介していきます。

中古マンションのフルリノベーション事例1

こちらは、築22年のメゾネットタイプのマンションを購入してフルリノベーションしたお宅の事例です。施主のIさまはオープンキッチンで開放感のあるLDKを希望していたものの、防火区画の制約がありました。そこで消防署に相談し、最終的に防火戸を交換することで消防法の基準をクリア。

これにより、リビングとダイニング、キッチンがつながる広々としたLDKを実現することができました。2階にはオープンなスタディルームを設けるなど、Iさまの希望する「子どもたちと伸びやかに暮らせる空間」に仕上がっています。

中古マンションのフルリノベーション事例2

こちらは、築29年のマンションをフルリノベーションしたお住まいの事例です。

ご希望の学区で物件を探していた施主のTさまは、こちらの物件を気に入り、すぐに購入を決められました。当初はキッチンの交換やクロスの交換など部分的なリノベーションのみを希望されていましたが、当社で提案させていただいた＋αのプランに惹かれ、フルリノベーションすることに。

211㎡の広さを活かした伸びやかなリビングは、既存の柱を活用してワークスペースとピアノスペースを設けるなど、自然と家族みんなが集まれる空間になっています。デザイン性と掃除のしやすさなどの機能性を兼ね備えたオーダーキッチンも魅力的です。

中古マンションのフルリノベーション事例3

こちらは、築20年の中古マンションを購入してフルリノベーションしたお住まいの事例です。

都心の景色を一望できるタワーマンションの物件ということもあり、眺望の良さを活かした、ご夫婦と愛犬がゆったりリラックスして過ごせる空間を意識してリノベーションしました。

木と石に包まれたスタイリッシュな空間には薪と煙突のいらないバイオエタノール暖炉も配置されていて、モダンで落ち着きのある空間になっています。また、デザイン性だけでなく、2WAY仕様の玄関ホールを設けるなど生活のしやすさも意識されています。

〈まとめ〉フルリノベーションで理想のマンションを

中古マンションを買ってリノベーションした方の中には「はじめから新築は考えていなかった」と、いう方が多くいます。理想の暮らしを手に入れるには、フルリノベーションが一番の近道だと考えていたそうです。

「新築でマンションを探しているけど、なかなか理想的な物件が見つからない…」という方は、中古マンションの購入＋フルリノベーションも検討してみてはいかがでしょうか。

理想通りの間取り・デザインの新築マンションを見つけるのはむずかしいけれど、理想の住まいを「自分たちでつくる」フルリノベーションであれば、それを叶えることができます。

ただし、マンションのリノベーションには構造や規約による制限がつきもの。マンションのフルリノベーションの実績が豊富な〈CRAFT ONE〉であれば、購入前にそうした制約をお伝えし、お客さまの理想の空間にできるかどうかを判断します。中古マンション+フルリノベーションはお気軽にご相談ください。

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今のお住まいやご実家の「リノベーションのみ」をご希望の方は、〈CRAFT〉のWebサイトをご覧ください。事例も多数掲載しています。