

マンションの購入では、時期を見極めることが大切です。マンションにはできれば購入しないほうがいい時期があります。そこで今回は、「マンションを買ってはいけない時期」について、詳しく紹介していきます。
目 次
マンションを買ってはいけない時期
一般的に「マンション買ってはいけない時期」とされがちなのは、
- 家族構成が大きく変わる可能性があるとき
- ライフスタイルが変化する可能性があるとき
- 定年退職したばかりのタイミング
- 住宅の供給量が少ない時期
- 金利が上昇している時期
などです。あくまで一般論ですが、「それぞれの時期で、なぜマンションの購入を避けたほうがよい」のかを詳しく解説していきます。
1. 家族構成が大きく変わる可能性がある
結婚や子どもを設けることに対する考え方が定まっていない状態は今後家族構成が大きく変化する状態とも言えますが、その状態では、購入するマンションの広さや間取りを決めにくいですね。
マンション購入後に家族が増えると、部屋が足りなくなってしまう可能性が高くなるので、結婚や子どもを設けることへの考えが定まってから購入してもよいかもしれません。
2. 今後ライフスタイルが変化する可能性がある
転勤や転職、お子さまの進学など、今後ライフスタイルが変化する可能性がある場合も少し気をつけたいものです。
転勤や子どもの進学によって引っ越さなくてはいけなくなると、せっかく購入したマンションを手放さなくてはいけなくなってしまいます。
転勤が多い職場で働いている方は転勤が落ち着くタイミングや転職したタイミングでマンションを購入したいですね。また子どもの進学を控えている方は、進学先が決まってからマンションを購入してもよいでしょう。
3. 定年退職したばかりのタイミング
定年退職後は退職金が入ってくるタイミングでもあるため、老後の住まいとしてマンションの購入を決めてしまいがちです。しかし、退職金をすべてマンションの購入に充ててしまうと、何かあったときに対応できなくなってしまいますので注意しましょう。
また、定年退職後は住宅ローンの審査が通りにくくなります。老後に備えてマンションを購入するのであれば、50代など定年退職前の購入もおすすめです。
4. 住宅の供給量が少ない時期
ここ数年は在宅ワークの流れが加速したこともあり、住宅の需要に対して供給が追いついていない状態が続いています。ご希望のエリアでなかなかマンションが出ないケースもあるでしょう。そのときは希望エリアを広げる、あるいはかなり視点を変えてみるといった方向転換も大切です。
5. 住宅ローン金利が上昇している時期
金利が上昇している時期も、マンションを買ってはいけない時期の一つです。金利は、住宅ローンにおける毎月の返済額やトータルの返済額に大きく影響します。
金利 | 月々の返済額 | 総支払額 |
1.3% | 88,944円 | 37,356,564円 |
1.4% | 90,392円 | 37,964,849円 |
1.5% | 91,855円 | 38,579,007円 |
こちらは、3,000万円の借り入れしてマンションを購入する際の返済額のシミュレーションです。金利が0.1%変わるだけで月々の返済額が変わるのはもちろん、総支払額にも数十万円の差が生じることになります。逆に言えば今は住宅価格は高い傾向にあるものの、住宅ローンは低金利。買っても問題ない時期だと言えるでしょう。
マンションを購入するベストなタイミングは人それぞれ
マンションを購入するベストなタイミングは人それぞれなので、上記で紹介した「買ってはいけない時期」がすべての方に当てはまるわけではありません。
マンションの購入を避けるべきタイミングや、逆に購入するべき最適なタイミングは、その人の状況や考え方、ライフプランなどによって異なります。逆に転勤前や定年後に買った方がよい方も。周りに流されず、ご自身のタイミングを見極めることが大切です。
買ってはいけない時期を意識しすぎるといつまで経ってもマンションを購入できなくなってしまうので、あくまで参考に留めておきましょう。
マンションを購入するタイミングは、ライフイベントに合わせよう

マンションの購入は、ライフイベントに合わせて考えることで失敗したり後悔したりしづらくなります。
特におすすめのタイミングとしてあげられるライフイベントが、
- 結婚
- 出産
- 子どもの成長、進学
- 子どもの独立
- リタイア
の、5つです。
これらのライフイベントに合わせてマンションを購入することで、
「家族が増えて家が狭い」
「子どもが大きくなって家が狭く感じる」
「子どもたちが独立したことで使っていない部屋があってもったいない」
「バリアフリー対策をしていないので老後が心配」
など、住宅の広さに付随する失敗や後悔を避けられるようになります。
家を買うタイミングの考え方については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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家を買うタイミングはいつ?2023年は買い時?データから見るベストな時期とは
マンションの購入で失敗しないためのポイント
マンションの購入で失敗しないためには、購入する時期やタイミング以外にも押さえておくべきポイントがいくつかあります。
特に重要なのが、
- 将来を見据えて物件を選ぶ
- 資産価値が高く売却しやすい物件を選ぶ
の、2点です。
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
1.将来を見据えて物件を選ぶ

物件を選ぶ際は、今の生活スタイルに合わせて選ぶのではなく将来を見据えましょう。
例えば、特定のパートナーがいるわけではないものの「将来的には結婚したい」と考えているのであれば、30〜50㎡の独身世帯向けのマンションを選ぶよりも60〜70㎡以上のマンションを選んでおいた方が結婚後の生活にも対応できるようになります。
間取りや設備はリノベーションによってその都度変更できます。結婚したり子どもを設けたいと考えているのであれば、「広さ」にこだわるのがおすすめです。
資産価値が高く売却しやすい物件を選ぶ

マンションの購入で失敗したくないのであれば、将来を見据えて物件を選ぶべきだと紹介してきましたが、
- 想定していたよりも子どもに恵まれた
- 自分の両親、あるいは配偶者の両親と同居することになった
- 離れた場所への転勤が決まった
など想定できないケースや対処できないケースが発生することはあります。こういったケースでは、リノベーションで間取りを工夫しても対処するのが難しいため、引越しを検討しなければいけません。
そのため、マンションを購入する際は、想定外のことが起こる可能性も考慮し、「売りしやすい・貸しやすい物件」を選ぶ必要があります。
資産価値が高くて売却しやすい物件を選んで購入すれば、買い手がつきやすいので、万が一売却しなくてはならなくなったとしても困ることがありません。
資産価値が高い物件の条件はいくつかありますが、
- 立地が魅力的か
- 物件が魅力的か
の、2点が重要になります。
資産価値が高い物件選びのポイントは、以下の記事でより詳しく解説しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
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資産価値をキープできる「売りやすい」「貸しやすい」マンション10のポイント
〈まとめ〉マンションの買い時はプロに相談するのが一番
結論を言うと、マンションに「買ってはいけない時期」はありません。あるとしたら「ご自身が都合が悪いタイミング」で買うのは避けた方が良いということです。たとえばお子さまが生まれたばかり、転職したばかりなど家族構成やライフスタイルが不安定な状況では、物件探しにも身が入らないでしょう。ただし、〈CRAFT ONE〉では物件探しからリノベーションまでワンストップでサポートするため、ご多忙な方もスムーズに住み替えが可能です。
「もしかしたら、今は買ってはいけない時期?」とお悩みの方も、ぜひご相談ください。
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