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子育てしやすい街はどこ? 待機児童ゼロ&子育て支援充実のおすすめエリア〈2023年 東京編〉

住み替えのきっかけのひとつが、お子さまの誕生と成長。そこで街選びで重視したいのが「子育てしやすい街かどうか」です。保育園の入りやすさ、子育て支援制度の充実はもちろん、小児科や公園、子供向け施設などが充実していればベター。子供にやさしい街であるほど、子育てがラクで、もっとたのしくなるからです。今回は、子育てしやすい街選びのポイントをご紹介します。

子育てしやすい街選び1:待機児童が少ない

ここ数年で、東京都の待機児童は減少しています。待機児童が問題視された2016年以降、各自治体は認可保育園の定員数増加や、保育サービス施設の充実に取り組んできました。今では都内23区のうち千代田区、中央区、港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、荒川区、板橋区、練馬区、葛飾区、江戸川区の18区で「待機児童数 0」となっています。

エリア待機児童(2022/7)前年比
千代田区00
中央区0-85
港区00
新宿区00
文京区2-1
台東区6-9
墨田区7-22
江東区0-4
品川区0-5
目黒区00
大田区00
世田谷区00
渋谷区00
中野区0-25
杉並区00
豊島区00
北区16-2
荒川区0-21
板橋区0-36
練馬区00
足立区11
葛飾区00
江戸川区0-49
東京都内の保育サービスの状況」2022年7月発表

ただし、コロナ禍で入園を延期するご家庭があったことも、待機児童減少要因のひとつ。日常の行動制限がなくなった今年度あたりから、入所希望者が増えていく可能性もあるので楽観視はできません。

「隠れ待機児童」がいまだに多いから、人気園には入りにくい?

もうひとつ知っておきたいのが「隠れ待機児童」の存在です。

・認可外保育園、預かり保育ありの幼稚園、保育室、企業主導型保育事に通園している
・保育施設に通っているが、転園希望を申請中
・特定の保育園に入れないので待機中
・保育者が育休中/休職中

などのケースは、待機児童としてカウントされない「隠れ待機児童」です。2022年4月時点で都内に61,283人おり、いまだほとんど解消されていません。

なかでも大きなボリュームを占めるのが「特定の保育園に入れないから待機中」の方々です。これは施設や教育方針が魅力的だったり、大型マンション近くにあり通わせやすいといった「人気保育園」を希望する方が多いために起こってしまいます。「待機児童数0」のエリアだからと言って、希望の保育園に入れるわけではありません。

また教育環境を意識するなら、保育園よりも「小学校の人気学区」で街を選んだほうがよいケースもあります。じっくりと考えてみましょう。

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子育てしやすい街の特徴2:子育て支援が手厚い

各自治体の子育て支援制度も、子育てのしやすさにつながります。各自治体の子育て支援を下記にまとめました。

港区兄・姉の年齢にかかわらず、2人目の保育料が無料 
渋谷区1人の出産につき限度額10万円を助成
中央区専用サイトで使用できるギフトカード50,000円分を支給
豊島区妊娠届出後・出産後を通して計10万円相当の電子クーポンを支給
千代田区妊娠すると一時金として 4万5,000円を支給
品川区高校生まで保険診療の自己負担額を助成
北区高校生まで保険診療の自己負担額を助成
江戸川区0歳児は月額13,000円の養育手当て最大12回まで支給
台東区第3子以降は「出生」「小学校入学」「中学校入学」時に3万円相当の商品券を支給
2023年5月現在(執筆時から助成内容が変更・中止される場合もあります)

なかでも「子育てしやすい街ランキング2023年」で全国1位となった豊島区は、「子どもと女性にやさしいまち」をスローガンに豊島区独自の子育て支援に取り組んでおり、ベビーシッター利用料の一部を助成したり、区のファミリーサポートセンターに格安で一時保育を依頼できたりと、かなり手厚いサポートを受けられます。豊島区は池袋駅から少し離れると閑静な住宅街が多く、89の公園、8つの図書館と恵まれた環境も魅力です。

「都民ならどこに住んでも受けられる」子育て支援制度が充実!

「住みたい街はあるけれど、どうも子育て支援は充実していなさそう..」というケースもあるでしょう。でも心配することはありません。東京都は都民を対象とした子育て支援制度が充実しているからです。

0〜2歳の第2子保育料を無償化2023年10月から
18歳以下の子どもに1人当たり月額5000円を給付(所得制限なし)2024年1月から
高校生まで医療費無償化2023年4月から順次

また小池百合子都知事は、外国人英語等教育補助員の拡充や、体験型英語学習施設の開設、高校生の海外交流強化、また中学校でのスピーキングテストの実施など、今後は英語教育に注力していくと明言。グローバル人材育成を見据えた教育環境の改革も期待できます。

極端な話、都内ならどこに住んでいても手厚い子育て支援が受けられるということです。

子育てしやすい街の特徴3:子供にやさしい

ここまでで待機児童や助成金についてご紹介しましたが、もっと大切なのが「街の雰囲気」です。こればかりはご自身で街を歩いて確かめるしかありません。物件見学時には、以下をしっかりとチェックしておきましょう。

1.小児科が多い

予防接種や急な発熱など、とにかく乳幼児は小児内科にかかることが多いです。近くに2〜3つ小児科があると、もしかかりつけ医が休診日でも、別の小児科で診てもらえるので安心です。また小児眼科や小児耳鼻科など、小さなお子さまも診てくれる専門病院が多ければ多いほど「よかった」と思えるでしょう。

2.歩道・道路が整備されている

歩道が整備されているかどうかも大切なチェックポイントです。再開発エリアはゆったりした歩道幅が確保されていますが、昔ながらの街にはガタガタした狭い歩道が多く残っています。ベビーカーを押し難かったり、引っかかって倒れてしまう危険も。また保育園の送り迎えに自転車を使用する場合は、お子さまを乗せても安全な道路幅があるかどうかも見ておきましょう。

3.小さくても公園がある

小さくてもいいので近所に公園があると、子育て中はとても助かります。大きな公園は休日に家族で行くとして、平日にひとりで連れて行ける距離に公園があるとよいでしょう。保育園帰りに少し遊ばせたり、お買い物の前に少し遊ばせたりすると、お子さまも気分転換ができます。

〈まとめ〉子育てしやすい街は、CRAFT ONEと一緒に探そう

各自治体の待機児童数や子育て支援をご紹介ました。しかしこれらはあくまでも目安でしかなく、「子育てのしやすさ」は人それぞれです。それよりも「実家の近くがいい」「公園が多い街がいい」「小学校の学区にこだわりたい」「子育てが終わっても心地よく暮らしたい」などさまざまなご希望があるはずです。

〈CRAFT ONE〉の不動産のプロは、街選びのプロでもあります。どのような環境で子育てたいか、誰にどんなサポートを受けたいかなどを丁寧にヒアリングしながら、子育てしやすい街の物件をご紹介させていただきます。「どのエリアにするか迷っている」という方も、ぜひ〈CRAFT ONE〉にご相談ください。

子育てしやすい街はどこ? 待機児童ゼロ&子育て支援充実のおすすめエリア〈2023年 東京編〉

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